記憶をたどって山手線の思い出を書く その3

前回のはなし
池袋駅に到着し、ついに山手線一周がスタート!次点の大塚駅に行くまで思わぬ時間をとられてしまった筆者達一行であったが、別段ペースをあげることなく「おばあさんの原宿」こと巣鴨に向かうのでした。

 

 冒頭からこんなこと言うのもなんですが、その3まで書いてまだ巣鴨って、後どれだけ書けばいいんでしょうね。気が遠くなります。

 

さて、巣鴨への道中なのですが、とにかく住宅街を練り歩きました。特徴がないといってしまえばそれまでですが、僕はあの地味で閑静な住宅街が割りと好きです。本当に何もないけど。

 

そして巣鴨に着き、記念撮影。

あ、そういえば前回の死んだ魚の目をした画像は、巣鴨のものでしたね。大塚駅でも撮った記憶はあるのですが、同居人のFacebookには投稿されておりませんでした。撮り忘れてしまったのかもしれません。

 

巣鴨の感想としては、思った以上に老人がいませんでした。もっと、こう、竹下通りのJKくらい老人がいると思ってたんですが、予想に反して若者の割合も高いように感じました。まぁ、老人の町だけだったら数十年後は過疎化、…というかゴーストタウンですからね、寧ろ若年層は必須です。

 

さて、この辺りから、通称「山手線の地味な方」に突入しました。駒込、田端、西日暮里、日暮里、鴬谷…と続き、ようやく上野で勢いを取り戻す感じでしょうか。

話は若干逸れますが、若かりし頃の両親は駒込と西日暮里に住んでいたそうです。「昔は何もなかったけど、今はどうなんだろうね」と声を揃えて言っておりましたが、多分変わってないよ

父も母も「地味だったねぇ…」と嘆いていましたが、息子的には「渋谷のディスコでフィバってたわwww」とかいう両親じゃなくて心底よかったです。

 

しかし地味な方でも、印象に残っている場所があります。

谷中、根津、千駄木で構成されている、通称「谷根千」です。

僕は shishi yamazakiさんの「YA-NE-SEN a Go Go」で存在は知っており、それなりにハードルは上がっていたのですが、実際に行ってみると悠々とハードルを越えてゆきました。

 
YA-NE-SEN a Go Go - YouTube 

 

東京で一番住みたい場所かもしれません。

谷中銀座商店街は人も多く、栄えているのだけど騒がしくなくて、ちょうど良い感じです。また、よいしょよいしょで古き良き日本の町並みが残っていて、歩いてるだけで楽しくなりました。 

近くにあった霊園も落ち着いていて居心地が良く、春の陽気もあいまって非常に気分がよかったです。加えて緑も多く、春は桜の名所になるそうです。素晴らしいですね。徳川某かの墓もあるし、歴女のみなさんにもおすすめです。

 

 

そしてこの時、時刻はちょうどお昼時。

谷根千を抜け小腹がすいてきた4人は、隣の隣である上野駅周辺でお昼ご飯を食べる計画を立てました。

 

谷根千から上野までは大体2キロ。途中の鴬谷のラブホ街を横目にみつつ、筆者達は足早に上野に向かうのでした。

 

その4へ続く。