部屋をいい匂いにしたい その3

前回までのお話

いい匂いを探し求めるが、ことごとくトイレ要員になっていくのであった。

 

突然ですが、今回でほぼ終わりになります。もう少しかかるかなと思っていましたが、ひょんなことから正解が見つかってしまいました。

というわけで、正解はこちら。

 

4th try:Aesop オロウス アロマティック ルームスプレー 

Aesopのルームスプレーは2017年に3種類発売されたようです。店頭ではそれぞれの匂いを嗅ぎましたが、どれもウッディーで限りなく森でした。その中でも正解だったのがこれです。なんというか、晴れの日の森、みたいな。

以下、サイトの説明文。

 「オロウス(OLOUS)」は地中海の海底に沈んだ町に敬意を表しており、グレープフルーツ、ベルガモットジャスミンの香りがガルバナム、カルダモン、シダー、インセンスに繊細にマッチします。 

 …地中海の海底に沈んだ町に敬意を表す?

ハイセンスすぎて凡人の私には分かりかねますが、とにかくこれは爽やかな晴れた森です。

 

なんでこれに辿り着いたかと言いますと、先日飲み会をした時に紹介してもらったからです。どういう話の流れか匂いの話になり、「森の匂いにしたいな〜」と言ったら「そう!!森!!」という感じで強烈に共感してくれる方がおりまして。

その方が紹介してくれたという流れです。言ってみるものですね。 

まぁその方の推しが半端なくて、最近香水も買ってしまいましたが、それは別の話。

 

森の匂いを追っかけてきましたが、これで終わりです。

一人暮らしをする上で部屋の匂いは快適さに繋がると思うので、最初はネタでしたが最後まで完走して本当によかったです。

 

また、書いてて何故こんなにも森にこだわってるのかなーと思って色々調べて見たらこんな情報が。

 

森に入ると、空気が澄んでいるような感覚を覚え、さわやかなリラックスした気持ちになります。 その効果の源は「フィトンチッド」や「マイナスイオン」などの効果ではないかと言われていましたが、科学的な根拠はあまり出ていませんでした。 それが最近の研究では、ガン細胞を防ぐNK(ナチュラルキラー)細胞が増えるという結果や、リラックス効果も実験から実証されてきています。

森林に入ると独特の森のにおいが漂います。このにおいの正体が、フィトンチッドと言う、森林から発散されている成分です。 人がこのフィットチッドのにおいをかぐと、精神が落ち着き、リラックスしてくると言われています。

これに書いてある通りです。胸にストンと落ちました。自分の部屋ってリラックスしたい場所なんですよね。

さらにこちらも

緑の深くなる季節になると、葉や土の香りと暖かい空気が相まって、深い自然の香りに満たされます。その香りは、子どもの頃に、森の中で遊んだ記憶・思い出と重なってきます。なんとなく懐かしく、自分の原点に戻ってきたような香りがあります。それは、森の中に入ると尚の事です。

(中略)

 

先にも述べましたが、森の国「日本」です。心の潤いが無くなった・・・と感じた時に、記憶をたどって帰るところは、懐かしい「森の中」や草の香りのするところなのではないでしょうか。木々や葉の擦れる香りと土の香りは、本来の私達を蘇らせてくれる香りなのです。

 

「原点」とか「森の国、日本」とか情緒溢れた感じになってしまいました。

ま、ようは疲れているってことだと思うので、今年はなるべく現実の森の中でBBQやらキャンプをして、部屋の外でものんびり過ごしたいと思います。

 

 終わり

部屋をいい匂いにしたい その2

前回までのお話

部屋が臭い→いい匂いにするために頑張る

 

2nd try:タン エッセンシャルオイルAW(Aromatic Wood) 10ml 

タン エッセンシャルオイルAW 10ml 【HTRC2.1】

タン エッセンシャルオイルAW 10ml 【HTRC2.1】

 

  2回目の挑戦となったタンのルームフレグランスですが、結論、無しでした。

前回末尾でも危惧しておりましたが、やはり柑橘系の匂いが強く、ルームフレグランスというよりトイレの芳香剤みたいなオイニーでした。「Aromatic Wood」って書いてあるんですけどね。タイ人の木に対する感覚はまた違ったものなんでしょうか。

 

パッケージとかもイケてる感じだったんですが、残念ながらトイレ行きです。

 

3rd try:お部屋の消臭元 ボタニカル 消臭芳香剤 グリーンアロマの香り 400ml

お部屋の消臭元 ボタニカル 消臭芳香剤 グリーンアロマの香り 400ml
 

次に「部屋 森の匂い」でヒットしたのがコチラ。おなじみの小林製薬から出ている消臭元ボタニカルシリーズの1つです。ボタニカルって何だよと思ってたら普通に英語でした。スペルはbotanical。どうでもいいですね。

このシリーズ「ハーバルフローラアロマの香り」「リラクシーアロマの香り」「グリーンアロマの香り」と3種類あるんですが、一番森っぽいコチラを選択。

説明を読んでみると、

爽やかなグリーンをベースに安らかぎを感じるアンバー、ムスクをブレンドしたオーガニック調グリーンの香りです。

うーん、まぁ、グリーンっぽい爽やかな匂いってことかな?ということで即購入。

 

というわけで、

結論:匂いしない

 

家の間取り的に、 キッチン5畳+リビング6畳+ロフト5畳の計16畳なんで、ぼちぼち広いんです。おまけに天井が高めっていうこともあり、家に帰っても特に匂いを感じませんでした。むしろトイレに置いてある、「タン エッセンシャルオイルAW(Aromatic Wood) 10ml 」の主張が強く、そちらの匂いを時折感じるくらいです。近付いてクンクンすると分かるんですがね…

 

トイレには、既に主張が強いヤツが鎮座しているので、暫くコイツにはリビングで頑張ってもらうことにします。

 

続く

部屋をいい匂いにしたい その1

1月末でマカロニが終わり、南阿佐ケ谷へ引っ越しました。

数年ぶりの一人暮らし、もう2ヶ月が経とうとしています。

 

先週、仕事を終え帰宅したところ、ふと、

「なんか…臭い?」

放置していた燃えるゴミが原因だったっぽいんですが、自分の部屋が臭いのにショックを受けました。

マカロニが臭いのは別によかった。しかし、一人暮らしの自室が臭いのはノーグッドです。

 

そこで、これから自分の部屋をいい匂いにするために、いくつかトライしてみようかと思います。

 

 

1st try:トップ ハイジア 除菌・消臭スプレー 本体 350ml

トップ ハイジア 除菌・消臭スプレー 本体 350ml

トップ ハイジア 除菌・消臭スプレー 本体 350ml

 

 これ、入居当初から使ってるんですが、良いです。リセッシュ、ファブリーズとも迷ったんですが、消臭効果の実力的にこれを選定。リセッシュらも悪くないんですが、独特の残り香もあるんですよね。その点、これは残り香は全くないです。

ただ、その分、部屋をいい匂いにするにはパワー足りないので、影で支えてもらう存在としてベンチ入りです。

 

というわけで次。

 

2nd try:タン エッセンシャルオイルAW(Aromatic Wood) 10ml

タン エッセンシャルオイルAW(Aromatic Wood) 10ml

タン エッセンシャルオイルAW(Aromatic Wood) 10ml

 

 はい。出ました。ルームフレグランスですね。

いきなり、ぽくなってきましたが、正直ルームフレグランスとかって嫌なんですよ。パスタをボトルに突っ込むみたいな奴もあるんですが、それだけは流石に避けたいなと思ってます。そこで行き着いたのが、これ。

個人的に「いい匂い」=「落ち着く匂い」≒「森の匂い」なんですが、アマゾンでバーっとスクロールしてたら「アロマティック ウッド」って書いてあったんで、特に説明も見ず即ポチりました。それが本日の朝届きまして、開封待ちです。

この記事書くまで何も調べてなかったんですが、

2つ目のおすすめフレグランスはタイ生まれのナチュラルスキンケアブランドとして有名なTHANNのエッセンシャルオイル

100%天然のエッセンシャルオイルは、柑橘系の甘い香り。
このTHANNのエッセンシャルオイルをシナモンに数滴かけて使います。

シナモンの甘い香りと混ざって本当に良い香りがします!
私もこのアロマフレグランスを使っていますが、自信を持っておすすめできる香りです♡

 

えっ、柑橘系の甘い香り・・・?森っぽさどこいった。

 

 

この記事もこれで終わるかなーと思ってたんですが、なんとなく続きそうなので、その1としておきます。

 

続く

こんにちは社会人

4月1日をもって、社会人になった。

3月31日までは社会人になるという自覚がまるで無く、ヘラヘラと毎日を過ごしていたが、同日、京都へ向かう新幹線の中で両親から届いたメールを見て、社会人になった気がする。正直言うと、新幹線の中で少し泣いた。

 

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ところどころにある、よく分からない絵文字に関しては、触れないでおこう。

 

その後、2日間のゆる〜い研修を経て、ついに私の中の社畜スイッチが押された。

 

私はネックレスを捨てたい
好きな本を捨てたい
携帯を捨てたい
お母さんと弟を捨てたい
家を捨てたい
何もかも捨てて
私は私だけになりたい

すごく寂しいだろう
心と体は捨てられないから
怖いだろう 迷うだろう
でも私はひとりで決めたい
いちばんほしいものはなんなのか
いちばん大事なひとは誰なのか
一番星のような気持ちで

 

この、谷川俊太郎の「捨てたい」という詩を初めて読んだのは、いつだっただろうか。大学3年、あるいは4年の時だったか。いずれにせよ、初めて読んだ時の衝撃、自分の腹の底を読み取られたような驚きは忘れられない。

 

そして、社会人となった今、思うこと。それは、孤独であるということである。

 

「最近わかったんだ。人生が線路のようなものだとしたら、自分と同じ高さで、同じ角度で、その線路を見つめてくれる人はもういないんだって」(中略)
「私たちはもう、たったひとり、自分だけで、自分の人生を見つめなきゃいけない。一緒に線路の先を見てくれる人はもう、いなくなったんだよ。進路を考えてくれる学校の先生だっていないし、私たちはもう、私たちを産んでくれたときの両親に近い年齢になってる。もう、育ててくれるなんていう考え方ではいられない」

 

同居人に借りて読んだ、朝井リョウの「何者」でも、同じことを言ってた気がしたので、ネットから引っ張りだしてきた。あと、数年前に読んだチキリンさんの記事も思い出したので、載せておく。

 

d.hatena.ne.jp

 

 

共通しているのは、「自分だけ」ということ。これから死ぬまでの選択は全て自分で決めなくてはいけない。

それは、人によっては恐ろしいことのように思えるかもしれないが、孤独だけどすごく自由で楽しいことに感じるのは私だけだろうか。

 

さて、つらつらと書いてしまったが、最後に、お礼を言いたい。大学生活において各方面でお世話をしてくれたみなさま、本当にありがとうございました。

これを書いたところで、ほとんどの人は見ていないと思うのだが、これから先、違う形で恩を返していければいいな、と思う。がんばろ。

記憶をたどって山手線の思い出を書く その7(終)

前回までのあらすじ

池袋から五反田まで歩いた。

 

身のない話ばかりを書いてしまった本シリーズですが、今回の記事をもって完結します。もう終わりますから、あとちょっとだけお付き合いください。

 

さて、五反田に到着したご一行。大人が遊ぶ街に着いてやることは1つ。そうです。

歩くだけですね。煌々と光っているネオン街を横目に、そそくさと目黒に向かいました。

目黒から恵比須、渋谷あたりまでの区間でしょうか。この区間はいちいちお洒落でした。

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ね。

あまりのお洒落さに、M君は「お洒落って、卑怯な言葉だよね」と作家チックな発言をしていました。まぁ分かりますけど。

 

そして渋谷に到着。テレビ越しでしか渋谷を感じられなかったあの頃に比べたら、だいぶ大きくなったなぁ…みんながみんな、過去に思いを馳せつつ原宿に向かいます。

 

だがしかし。

 

原宿に向かったのはいいんですが…このへんからというかぶっちゃけ五反田あたりからは、いよいよ疲れてしまって、あんまり記憶ないんですよね。この企画から1年以上経ってしまっているのも原因だと思いますが。

「やべぇ、足が・・・」とか「俺もふくらはぎが・・・」とか、自分の身体がいかにやばいかを主張しあったことくらいしか覚えていません。

みんな、一刻も早く池袋に着きたかったのでしょう。

その証拠に、このシリーズを書くにあたって参考にしている某Y君のFacebookアルバムを見てみると、渋谷駅以降は駅前で撮った記念写真だけなんです。それまでは街の様子とか撮ってるのに。

しかも、記念写真の際は「真顔で撮る」といった謎ルールがスタート時に生まれましたが、渋谷駅以降はルールとか関係なく真の真顔でしたね。真の真顔ってもう日本語おかしいけど。そのくらい4人ともおかしかったのでしょう。

 

私の書く文章もだいぶおかしくなってきたので、早いとこゴールした方がよさそうですね。

 

それでは、名残惜しさはありますが、ラストスパートをかけましょうか!

※是非サライを聴きながらお楽しみください。


加山雄三, 谷村新司, サライ (2006) - YouTube

 

 

 

 

原宿駅(池袋まで残り6駅)

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感想・・・オシャレくそ野郎の巣窟

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

代々木駅(池袋まで残り5駅)

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感想・・・バイト先でちょっとはしゃいだ 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

新宿駅(池袋まで残り4駅)

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感想・・・なんかもうみんなの顔がヤバイ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

新大久保駅(池袋まで残り3駅)

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感想・・・トッポギを食べてゴールに備える。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

高田馬場駅(池袋まで残り2駅)

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感想・・・ゆうじが失神しかける↑

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

目白駅(池袋までついに残り1駅…!)

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感想・・・なんもねぇな目白 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ついに・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゴオォォォォォォォォォォォォォォォル!

 

 

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ウオオオオオオオオオオオオオオオオ!!

 

 

 

 

 

というわけで、なんとかゴールすることができました。総歩行距離約45km、総歩行時間約12時間。ぽっと出した企画としては、ビッグすぎるイベントでしたね。いや、ヘビーの方が正しいかもしれない。

それにしても、ゴール時に撮った写真の躍動感がすごいです。ブレッブレ。

 

 

さてさて、1年以上も前の出来事をつらつらと書いてきましたが、以上をもちまして山手線シリーズは終わりです。書き終わった達成感が、なんとなく山手線一周の時の達成感を思い出させてくれるようです。

とは言っても、もう山手線一周はお腹いっぱい。もしこの先一周するとしたら、オール明けの電車内とかがいいですね。

 

 終わり

今日のひとこと

本来なら「働きたくないよ~」と、皆と一緒に嘆いていなきゃいけないのですが、私はこの度、本日をもちまして大学5年生になりました。ワーイ

今頃、明日から新社会人の皆様は、数時間後に控えている入社式に備えてスヤスヤ寝ているのでしょうね。

さて、大学生なんて1年振りでして、卒業制作はしたけども、2014年度はちゃんと授業に出たことは一度もなく、今から授業に出席できるのか不安です。出来ることなら前期で単位を取り終わり、後期は社会人1年目に備えて力をつけたいなと考えております。短期留学とかね。


そして話は変わりますが、昨日31日は同期にとって学生最後の日だったんですね。みんな、どういう1日を過ごしたのだろう。笑っていいとも!も今日で最終回を迎えていたけれど、みんなも笑って学生生活を終えたのでしょうか。それとも学生生活が恋しくなっていたのでしょうか。

今までは生かされていた部分が多かった分、これから生きていくのに苦労する場面は多々あると思いますが、何卒お身体にはお気をつけください。これからのご活躍をお祈り致します。



さーて、お祈りしたのはいいものの、1年後の自分はどういう1日を過ごしているのでしょうか。

願わくば、ちゃんとした就職先がありますように。精進精進。

送辞!

卒業生のみなさま、ご卒業おめでとうございます。


【公式】「すべての人生が、すばらしい。」リクルートポイントCM (120秒) - YouTube

人生はマラソンの人も、人生は100m走の人も、人生は散歩の人も、

あなたの道を、あなたなりに、楽しく頑張ってください。応援しています。


けんと、いくや、あっきー、まっち、卒業おめでとう。

 

超短いですが、以上でお祝いの言葉とさせていただきます。

4年間、色々あったなぁ。



ずいぶんとかしこまったものを書いてしまった。みなさま、社会人になっても遊んでください。



さ〜て、ESでも書きますかね。

 

記憶をたどって山手線の思い出を書く その6

前回のあらすじ
折り返し地点である浜松町駅に到着し、山手線一周もついに後半戦に突入!
どっと押し寄せてきた疲労に歩くペースもかなり落ちつつあったが、身体に鞭打ち、田町駅に向かうのでした。



前回の記事でも書きましたが、東京駅以降、歩いても歩いてもビル街が続きました。
田町駅に向かう道中も、そこかしこにビルが屹立していて、品川~大崎あたりまでこのオフィス街は続いていた印象です。
山手線の15°~35°は押しなべてオフィス街なんでしょうね。


「東京の夜景は残業で出来ている。」なんて言葉通り、日本経済を背負ったリーマンの方々が仕事に精を出している中、筆者たちはついに田町駅に到着しました。日も暮れ始め、ビルの明かりが色んな意味で眩しく感じます。そして確か、このへんで一休憩を入れた気が。ロッテリアだか、マックだか、もしくはコンビニ。あれ?休憩したよね?

当時も思ったのですが、田町駅って影薄いですよねぇ。もう町田(神奈川県)の方が有名なんじゃ・・・ってくらい。まぁ住んでいる場所や通っている学校によって印象は大きく左右されると思うのですが、それにしても存在感がない気がします。ちなみに、個人的に思う影薄い四天王は「田町駅、田端駅、御徒町駅駒込駅」ですかね。


書いていて気になったので「山手線 ランキング」調べてみると、なかなか面白い記事がヒットしました。

なくなってもいいと思う山手線の駅はどこ? 3000人アンケートで決定

見事に四天王がランクインしています。

にしても、結構えげつない記事ですね。筆者が山手線だったらガクブルでうっかり軽油を漏らしてしまいそうです。


休憩を入れ、さっきよりいくらか体が軽くなった所で今度は品川駅に向かいました。

しかし、歩けども歩けども、なかなか品川駅は見えてきませんでした。時間にして40分?50分くらいは歩いた気がします。

それもそのはず、田町駅~品川駅は山手線内で最長区間。距離にして約2.3kmあるそうです。2.3kmなんて余裕綽々じゃん?って今なら思うんですけど、約20km歩いてきてからの2.3kmは割とキツイです。2000字程度のレポート達を終わらせたら、5000字のレポート残ってた、みたいな。そこでそれ来るか、、みたいな。ちょっと違うか。

ちなみに山手線最短区間は日暮里駅~西日暮里駅間。距離にしておよそ500メートルらしいです。全力で走ったら1分ちょいくらい。確かに近い。

まぁ、一周していると一駅一駅が小さいゴールのような気がして、それが結構支えになるんですよね。なんせ29駅回るわけですから。これまんま「幸せの法則」です。大きな目標も小さい目標に分ければ達成できる、的な。


そんなこんなで品川駅です。
ここから大崎にかけて、徐々にビルが減り、ちょっとずつマンションなどが増えてきたかなという印象でした。高層マンションが多く、「1ヶ月バイトを超頑張っても家賃でほとんど消えるんだろうなぁ」と虚しい気持ちになっていたら、大崎駅に到着していました。

そして次に向かうのは五反田駅です。
(どうでもいいですが、歩くペースとは裏腹に書くペースはだんだんと上がってきている)

この区間で、一つ記憶に残っているモノがあります。

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コレです。

同居人は「ブゥ」と名付けていましたが、一体これはなんなんでしょうか・・・。

「わくわくしちまうんだよ!!
分からなければ分からねーほど うずくんだ!!
オレの中のおさえきれねー好奇心がな!!」

と、某高校生探偵ばりの好奇心がうずいたので、早速google先生に聞いてみました。
「大崎 ブゥ」では案の定ヒットせず、「大崎 頭の長いアレ」という頭の悪そうなセンテンスを突っ込んだところ、「五反田~大崎を歩いてみました~」というなんともゆるふわなブログがヒット。
しかし、内容を覗いてみると確かに「頭の長いアレ」の写真は記載されているものの、
「あれは一体なんでしょうね~(笑)」と頭までゆるふわそうな内容しか書いておりません。

仕切り直しです。
そういや、ゆるふわ()ブログに「小人」というフレーズが出ていたなと思い出し、「大崎 小人」で再検索すると、なんとヒット。
ああ、確かに頭は魔人だけど、頭より下は小人ですね。

検索結果がyahoo!知恵袋のせいか一抹の不安を感じつつ見てみると、ベストアンサーに凄いそれっぽいことが書いてありました。

ドイツの芸術家インゲス・イデーの作品「グローイング・ガーデナー」です。
大崎駅再開発事業で建設された高層ビル「アートヴィレッジ大崎」の敷地内に設置された国内外の作家によるアート作品のうちの1つです。
作品は全部で7作品です。
大崎が古くから日本の技術産業を支えるものづくりの町であったことから、
息吹を残そうといことで設置されたものです。
「アートヴィレッジ大崎」という名称の由来となっています。

おお、凄くそれっぽい。

とはいいつつ、yahoo!ゴミ袋と揶揄される昨今、情報を鵜呑みにしてはいけません。文章の最下部に情報のソースらしいURLが記載されていたので、迷わずクリックしました。

Growing gardener:アートヴィレッジ大崎セントラルタワー

下記、URL先の引用です。

街区を囲む緑豊かな「丘の庭」に設置したこの作品は、森の守り神を意味する庭師(ガーデナー)をモチーフとしています。その長くて赤い帽子は空に向かって伸びる花のようで、また本来小さいはずの森の妖精が大きな体を持っているという対比もユーモラスです。それは神秘的なものと不思議なもの、明確な形態と抽象的な意味など様々な対比する要素を融合させた表現であり、いくつもの相反する事象が共生している現代の様相を表しているようです。この作品は、この新しい街と庭を守りつつ、街全体にアクセントを与える作品となっています。


おおお・・・!コレだ・・・!!!


「ブゥ」と呼んでいたアレは、ドイツの芸術家インゲス・イデーの作品「グローイング・ガーデナー」で間違いないみたいですね。ありがとうyahoo!知恵袋作品説明がモヤッとしたものの、ある程度スッキリしました。



さぁ、謎が1つ解決した所で山手線一周はついにラストスパートに突入!
残る駅は11個!疲れと不安のせめぎ合い!
はたして筆者たちはゴールすることができるのか!?いや、ゴールするんだじっちゃんの名にかけて!


(色々混ざってるけど)
その7に続く

記憶をたどって山手線の思い出を書く その5

前回のはなし

上野でお腹を満たし、まだまだ軽い足取りで御徒町へ出発!途中、御徒町で日本の職人技に触れ、サブカルチャーの聖地「秋葉原」へ向かったのでした。

 

 しばらく書いてきたこの山手線シリーズですが、後2~3回で終わりにする予定です。

この記事を読んでいる奇特な読者のみなさん、どうかもう少しお付き合いください。

 

 

 

さて、2k540を抜けた筆者たちはあっさりと秋葉原に到着しました。

 

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いやー、本当にいるんですね。

長袖シャツをズボンにイン、背中にはこだわりのないリュック。想像していた通りの

姿がそこにはありました。頭にバンダナを巻いていたら完璧です。

 

 

 

 

という仕込みの冗談はさておき、「秋葉原=オタクの街」と思っていた筆者ですが、みなさんは秋葉原にどのようなイメージを持っていますか?AKB?アニメ?電機街?

いずれにせよ信者の方や根強いファンの方が、各々の方面にお熱になっている姿を思い浮かべるのではないでしょうか。

 

しかし、実際の秋葉原は思ったよりもライトなんですね。ちょっとショックでした。

駅にたむろする人は新宿・池袋にもいそうな人ばかりだし、カップルの姿も多くみかけました。メイドの売り込みはいたものの、サンシャイン通りでもよく見かけるし、そのへんの街とあまり変わらなかったです。

今やAKBも国民的なアイドルとなり、深夜アニメもリア充()が見る時代。秋葉原もだいぶ市民権を得 たのでしょうか。オタクがはびこるニッチな街!というイメージも既に古いものなのかもしれません。

 

 

そんな時代の波を感じつつ、次に向かったのは神田駅。

上野~神田駅間あたりまでが所謂「東京の下町」と思っていましたが、下町を正確にエリア化するのは難しいようです。下町も震災・戦災などで大きく形を変えてきて、下町という存在もあやふやなものになってしまったかららしいです。確かに下町と言ってもビル街も多かったし、下町も開発されてきたのでしょう。「下町といったら義理と人情!昭和レトロの街並み!」を感じたい方は、浅草や銀座にいけばよろしいかと思います。

ちなみに、下町の反対は山の手。東京でいうと品川~田端駅間のことをさし、お察しの通り、山手線の由来にもなっています。

 

神田駅自体の感想は…ないですね。

というか、ここから浜松町駅付近まで特に感想はないです。

というのも、半日歩き続けたことで蓄積した疲労+永遠に続くんじゃないのと思わせる無個性なビル街、の最強タッグで道中を楽しむ余裕が無くなってきていたのです。

 

いや、でも、せっかくだし記憶に残っていることを箇条書きしておきます。

  • 東京駅…オランダ
  • 有楽町駅…東宝
  • 新橋…リーマン
  • 浜松町駅…ちょっと磯臭い

 

 

あまりのひどさに自分の記憶を疑ってしまいました。

しかし、残念ながらこれが全てです。

 

 

 

 

山手線の駅数は全て29駅あり、池袋から数えると新橋~浜松町駅あたりでちょうど折り返し地点。

しかし、この時既に日が傾きはじめており、「今日中に踏破できるのか…?」という不安感が筆者たちを襲います。そして、歩くたびに感じる疲労感。

 

街並みを楽しんでいた余裕はどこへやら、山手線後半に入り筆者たちの口数はますます減っていく一方なのでした。

 

その6へ続く。